音楽の力

 朝、テレビやラジオのニュースをつけなくなってからだいぶ経ちました。世の中に流れているニュースというのは、たいていネガティブな内容ですから、聞くと落ち込んだり、暗い気持ちになります。

 朝は、その日一日の気分を左右するといってもいいくらい大切な時間帯です。起きがけにこのような波動の荒いニュースに触れると、ネガティブエネルギーの影響を受けて朝から気持ちがネガティブに傾き、その日のスタートが暗いものになってしまうことがわかったのです。

 

 家では、朝はバッハやスカルラッティ、ビバルディ、などのバロック音楽を流すことが多いです。バロックの巨匠たちが残した音楽は、気持ちを静め、落ち着かせてくれる作用があります。特に一週間の始まりの朝などは、無理やり明るい音楽を流すよりも、このような静謐な音楽を流して気持ちをゼロに戻すのがお勧めです。

 

 そして、午前中掃除や家事等をしながらよく聴くのがモーツァルト。モーツァルトの音楽は、アルファ波を出すことで有名ですが、場を浄化するエネルギーもあります。気持ちがささくれ立っている時や、子どもがケンカしている時にもよく流しますが、気分が穏やかになり、ケンカが収まったりします。

 

 お料理をしながらよく流すのは、ジャズです。ジャズは、楽しく創作活動をしたい時におススメの音楽です。お料理も美味しくなるような気がします。

 

 日曜日の朝は、なぜかグレゴリオ聖歌が聴きたくなります。キリスト教では昔から日曜日の朝は礼拝の時間ですが、自分のDNAにもそんな記憶が刻まれているのでしょうか。これを聴いていると、自然と厳かな気持ちになりますし、部屋の空気も変わります。

 

 音も波動なので、人の気分やコンディションに確実に影響を及ぼします。聞いていて嫌な気持ちになるような音はなるべく聞かないようにし、また逆に気分が上がり、穏やかになるような音を積極的に聴くようにすると、ネガティブに傾かずにポジティブな状態をキープできますよ。