変革期に生きる私達

 数年程前から、私達の住む社会が大きく変化してきていることは、多くの方もお気づきかと思います。今まで闇に埋もれていた不正が日の元に晒され、世間の厳しい追及を受ける状況に陥っている人や団体、企業などが次々と現れています。私達の集合意識がネガティブからポジティブに傾いてきているため、世の中に放出されるエネルギーの質が変わり、今まで水面下に隠れていた”闇”の部分があぶり出されて、表面化してきているのです。

 旧態依然とした古い因習を打ち砕く人々が増え、今までの生き方を見直して自分らしさを取り戻したり、勇気をもって真実を発言したり、やりたかったことに思い切ってチャレンジしたり、「ワクワク」を体現している姿も多く見かけるようになりました。


 ネガティブエネルギーは収縮する性質があるのに対し、ポジティブエネルギーというのは、拡大していく性質があります。ですので、これからますますネガティブエネルギーを凌駕して、世の中にポジティブエネルギーがどんどん広がっていくだろうと思います。このような時期には、社会を揺るがすような事件や天災、異常気象といった現象が起こりやすくなりますが、これらは皆私達の意識の変革を投影して起きているものです。世の中を軌道修正するために、膿み出しが行われているのです。


 ポジティブエネルギーによる”闇”の部分のあぶり出しは、社会全体だけでなく私達一人一人にも影響していることです。これまで自分に嘘をついて生きてきた人には、もっと自分に素直になるようにと「気づき」を与えるような出来事が、何かしらの形で身に降りかかってきていると思います。体の痛みや心の痛み、病気、怪我、事故、身内のトラブル、別れ、喪失、といった出来事の多くは、その人に生き方や信念を変えるようにというメッセージとして起こっています。お子さんがいらっしゃる方は、お子さんの状態にそれが現れていることもあります。子供は、身を犠牲にして親に大切なレッスンを教えてくれることがあるのです。


 もうすぐ2014年が終わりますが、2015年以降、エネルギーの波はますます大きくなり、私達の意識を揺るがしていくでしょう。古いパターンにしがみつこうとする人と、意識の変革に立ち向かおうとする人と、二極化が進んでいくかもしれません。

 年運数でいうと、2014年は「7」の年でした。「7」とは、『内面を見つめる』という数字です。多くの方が、自分の中を内観して、生き方を見直したり必要のないものを手放したり、心のお掃除をしたようです。映画『アナと雪の女王』の挿入歌"Let it Go(ありのままで)"があそこまでヒットしたのも、「自分の足かせとなっているものは手放し、あるがままの自分の姿で生きよう」という人々の潜在意識の叫びが、歌に共鳴したからではないでしょうか。


 2015年の年運数は「8」。『それまでの積み重ねが現象として表れる』年です。「1」でスタートした1つの周期が、いよいよ集大成を迎えます。私達の想念が形作っているこの世の中。どのような世界を造っていくのか、望むにしろ望まないにしろ、私達一人一人が関係しています。

 幸い、自分らしく生きようと決意した人は、様々な所からサポートが受けやすい環境が整ってきています。より自分らしい生き方を望むのであれば、とにかく瞑想をして一度頭のおしゃべりから解放され、ご自身の心の内と向き合ってみてください。きっと、何かしらのヒントや答えがやってくるはずです。