フラワーエッセンスとの出会いを思い返す

 私がフラワーエッセンスと出会ってから、今年で6年目になります。ちょうど5年前、東日本大震災が起こり、私は実家(福島)の状況が心配で心配で、いたたまれない日々を過ごしていました。両親とはしばらく連絡が取れず、無事でいるのかすらわかりませんでした。故郷の人達が辛く過酷な日々を送っているというのに、私ができることもなく、自分の無力さに歯がゆさを感じながら、毎日鬱々と暮らしていました。

 そんな時、学生時代の友人が「福島のお友達に送ってちょうだい」と、フラワーエッセンスが入った小さな小包を送ってきてくれたのです。電話で友人は、「心を癒してくれるもの」だと教えてくれました。その時は、それが一体どのように働いてくれるものかいまいちピンときていなかったのですが、誰かの役に立つかもしれないと、宅急便が復旧するとすぐに、福島にいる友人宛にそれを送りました。

 

 故郷の状況とそこに暮らす人々のことを思って、毎日胸が締め付けられそうな思いをしていた私は、わらにもすがる思いで、自分もフラワーエッセンスとやらを試してみよう、と思うようになりました。インターネットで調べて、都内でエッセンスが手に入る場所を見つけ、訪ねてみました。

 

 今、その時の自分に私が選ぶとしたら、

 

・レスキュー

・ゴース

・スイートチェストナット

・スターオブベツレヘム

・ホワイトチェストナット

・フリーダムフロムフィア

・カレッジ

・サンフラワー

・ブリーディングハート

・ラベンダー

・ダンデライオン

 

あたりでしょうか。

 

 行ったお店で選んでもらったのは、アンジェリックの「Quan-yin(観音)」と、「Inspiration(インスピレーション)」の2本でした。店員さんは、ペンジュラムを使って選んでくれていました。今思えば、その時からアンジェリックエッセンスとはご縁があったようです。

 

 選んでもらったエッセンスは2本とも飲みきりましたが、その時は、私が期待していた効果は感じられませんでした。その時の私は、とにかく「この胸の痛みをとってちょうだい!」という気持ちが強烈だったのですから、どちらかというと、アンジェリックの中でも特に深い意識に働きかけるものよりも、感情にダイレクトにヒットするエッセンスを飲んだ方が良かったように思います。毎日胸が苦しくて苦しくて、何をするにもとにかく胸の重さがのしかかってつらかったのです。

 結果として、胸の苦しみはあまり取れないまま、私は意識ばかりが上の方にとび過ぎてしまい、地に足がつかずフラフラと現実離れした空想世界に引っ張られることになってしまいました。

 

 私が思うに、ペンジュラムのようなものは、その人が潜在的に必要としているものを探すツールとしては良いのかもしれませんが、より肉体次元に近いものや、感情に働きかけるものを探したい時には、別のツールを用いた方が良いのかなと感じています。私がセッションでカウンセリングや直観を大事にしているのは、そういうわけでもあります。

 また、この時の経験から、グラウンディングがきちんとできていないのに、高次元のエネルギーのものをいきなりとってしまうと、感情が癒されないどころか、かえって意識が混乱してしまう場合があることも学びました。癒していく順番としては、「肉体→感情→潜在意識」が最もスムーズであるように思います。(肉体と感情は、同時に癒すことも可能)

 

 ちなみに、あの時に選んでもらった2つのエッセンスは、だいぶ経ってから、もう一度試してみたことがあります。感情が落ち着き、心の浄化も進んで地に足も着いた頃に飲んだら、エッセンスのエネルギーもしっかりと感じることができて、改めてアンジェリックエッセンスの強力なパワーを体感したものです。

 

 エッセンスを飲むタイミングや、その時その人が本当に必要としているものを飲む、という感覚は、本当に大事なんだなあと思います。