ボディ・マインド・スピリット

 ヒトは、体と心、そして魂の三位一体(ボディ・マインド・スピリット)からなる多重構造の存在です。

 フラワーエッセンスは、このうち心と魂に働きかけてくれますが、直接的に肉体を癒すものではありません。ですので、体の癒しが必要な時には、別の手段に頼ることになります。

 そこで頼りになるのが、食べ物やハーブ、アロマといった自然界に存在する癒しのツールです。一般的には、体の不調を感じたら病院へ行って薬をもらう、という発想が常識となっているのかもしれませんが、私の個人的な経験からいうと、薬に頼るよりも自然療法を利用した方が、文字通り”自然”な形で体が治癒方向に向かうようです。また、人工的な薬は必ず副作用が伴いますが、自然療法にはそのような危険もありません。

 

 我が家では風邪やインフルエンザなどにかかってもホメオパシーや食餌療法などで様子をみるようにしていますが、このような対応をし続けているうちに、いつの間にか子供も免疫力が強くなってきたのを実感しています。感染症にもかかりにくくなったと同時に、かかったとしても回復が早いです。薬は症状を抑えるものでしかなく、人間が本来持っている自己治癒力を高めてくれるわけではありません。本当に強い肉体を作るのには、この自己治癒力を高め、抵抗力をつけることが大事なのかなと思っています。運動などで体を鍛え、代謝を上げて、できるだけケミカルなものを体に入れないようにする。日頃からデトックスを心がけて(便秘になりにくい食生活・生の野菜と果物のジュースを午前中にとるなど)体に毒素をため込まないようにする。もし体調を崩した時には十分な睡眠と栄養、そして自然治癒力を高めてくれるホメオパシーの力を借りる。そんな感じで、今のところ病院に頼らずに乗り切れています。

 

 子供が怪我をした時などには、ホメオパシーの入った塗り薬(インターネットなどで手に入ります)や、アロマがとても役に立ってくれます。ホメオパシーはエネルギー療法ですが、より肉体に近い次元で作用してくれるので、即効性があります。飲んでとる方法が一般的ですが、切り傷や打撲などには直接患部に塗布するのも効果的です。痛みもすぐに引きますし、傷の治りが早いので驚きます。

 

 こうした肉体を癒す必要がある時に、私はフラワーエッセンスを利用して、メンタルも同時に癒すようにしています。例えば子供が熱を出して寝込んでいる時には、緊張をほぐしてリラックス効果のあるエッセンスを飲ませます。先日子供が夜うなされて目が覚めた時、夢と現実との区別がつかずパニックに陥っていたので、バッチのレスキューを飲ませたら瞬時に落ち着きを取り戻しました。また、突然の怪我などの時にも、ショックを和らげてくれるレスキューはお勧めです。

 夜なかなか寝付けない時や、興奮している時などには、ラベンダーやカモミールといったリラックス効果の高い精油が入ったオイルでマッサージすることがありますが、そのオイルの中にも、安らかな眠りに誘ってくれるエッセンスを入れています。肉体だけでなく、サトルボディにも作用してくれるので、癒し効果が高まります。

 子供の病気や怪我は何かのサインであることも多いので、肉体的に癒すだけではなく、そのような症状を引き起こした原因や引き金となっているものは何か、ということも考えるようにしています。体の不調は、肉体の抵抗力を高めるためだったり、また子供自身の経験として必要だったり、教訓となるために起きる場合もありますが、怪我や病気という形をとることで親に何かを伝えたかったというケースもあります。

 

 人間が完全に癒されるには、肉体・心・魂のどれか1つだけではなく、この三位一体全てに働きかける必要があるのかなと思います。どれか1つだけでもバランスを崩すと、それ以外の部分にも響いてきます。バッチ博士は、肉体の不調は魂の不調からくると言いました。結局全てが繋がっているのですから、バラバラに考えるよりも、全体で1つと捉えて、それぞれにアプローチしていく必要性を感じています。