ドラムの音とグラウンディング

 前回のブログでグラウンディングのことを書きましたが、もう一つ、あるアメリカのヒーラーさんが言っていたグラウンディングの方法があります。それは、

 

ドラムの音を聴くこと」。

 

ドラム(太鼓)の音には、人間の下部チャクラを刺激する働きがあるのだそうです。

 

 それを聞いた時、私は自分の思春期(中~高校時代)を思い出しました。私は兄が聴いていた影響で、中学の終わり頃にヘビメタにハマり、高校卒業するくらいまでずっと聴き続けていた過去があります。通っていた高校は女子高だったので、変人扱いされるのが嫌で、1人ひっそりとヘビメタファンをやっていました。

 当時は、ヘビメタ特有の激しいドラムのビートの音が聴いていて快感で、不思議と気持ちが落ち着いたものです。

 

 思春期というのは、親や身近な大人に依存していた子供時代から、大人として自立していくために体も心も変容していく時期です。変容の時期にはエネルギーバランスが乱れがちなので、気持ちも不安定になります。今思えば、その時私はドラムのビートを聴くことで、なんとかグラウンディングを保とうとしていたのではないかと思います(元々フワフワと気持ちが浮きがちなタイプでした)。

 また、激しくシャウトしながら世の中の不条理を叫ぶヘビメタのエネルギーが、不安や怒りを内側に溜めがちだった当時の私の鬱屈した思いを、上手に外に出すお手伝いをしてくれていたように思います。ヘビメタを聴いていると、自分の内面に渦巻いている激しいパッションが昇華され、モヤモヤが消えてスッキリしたのを思い出します。内側には火のような気性を抱えているのに、それを上手く外に出すことをしなかった私の性格に、ヘビメタが合っていたのだなと思います。

 

 

 高校を卒業した辺りから、ずっとヘビメタから離れていたのですが、最近時々、思い出したように聴くことがあります。グラウンディングの大切さに気付いたためかもしれません。自分がフワフワしていてグラウンディングができていないなと感じると、私はイヤホンで大音量にして、昔聴いていたヘビメタを聴きます。腹の底に浸透していくようなドラムの音は、第一チャクラ周辺のエネルギーを活性化して、アンカリングしてくれるのがわかります。しばらく聴いていると、クラクラめまいがしていたのが治まったり、頭痛が治ったりします。

 

 おそらくドラムの音であれば和太鼓でも何でもいいのだと思いますが、自然の中に出て行って木を抱きしめる余裕がない時などには、音楽を利用するのも便利な方法です。

 

 

 

*ヘビメタにも色々種類があり、私が主に聴いているのは、音と旋律が美しくて汚い言葉などは出てこないタイプのものです*