フラワーエッセンスVS意思の力

 フラワーエッセンスには、現在の変革期に大いに力となってくれるような、浄化・手放し系のものがたくさんあります。様々なメーカーから、数えきれないほど出ています。

 うぶすなでも、必要とされているお客様に、浄化・手放し系のエッセンスをお勧めすることが多いです。中でもアンジェリックには、意識の深い部分から揺り動かされるような、魂を揺さぶられるような、そんな力があります。

 

 けれど、そんなパワフルなエッセンスを飲んでも、あまり効果が感じられない人がいるのも事実です。エッセンスは、本人に変わる意思がなければ、意図をもって飲む時ほどの作用がないことが多いです。そもそもその方に、「自分は変わるんだ」「変われるんだ」という強い意思と決意がなければ、いくらエッセンスを飲んでも、そしてどんなに数多くのヒーリングを受けたとしても、恐れや執着に基づいた古いパターンを繰り返すことになると思います。

 

 自分が期待した結果が受け取れないと、人や環境のせいにしたくもなるかもしれません。けれど、周りがこうだから、というのは結局全部言い訳です。

 自分が本当の自分らしく自由に、楽に生きたいのであれば、今抱えている心のお荷物を一度捨てなければいけません。過去と決別しなければいけません。恐れを一掃しなければいけません。そのためには、己というものに正面から向き合い、内面が一体どうなっているのか、そこに何があるのか、まずしっかりと見つめなければ始まりません。

 多くの方は、この段階で躊躇します。誰だって、自分の内面を知ることが一番怖いものです。見て見ぬふりをしたり、何も問題がないかのように振る舞ったり、自分に嘘をついたりします。その方が楽な面もあるからです。変化を起こすには大きなエネルギーがいります。内側から沸き起こってくる、「変わるぞ!」「必要のないものを捨てるぞ!」という強い信念が、変革への灯をともすのです。エッセンスは、そういう意識を持った人にとっては、強力なサポーターとなってくれます。けれど、根本的な部分で変わる意思がない人には、当然それなりの結果しかもたらされません。その人の自由意思が尊重されるのが、宇宙の法則だからです。エッセンスは例外なく、その人の準備ができた段階までしか、効いてくれません。

 

 反対に、エッセンスの助けがなくても、変わる人は変わります。世の中にはそういう人の方が断然多いです。エッセンスは、あくまでサポートをしてくれる一つのツールでしかなく、変容をスムーズに進めるお手伝いはしてくれますが、自分に変わって何かを決めてくれるわけではありません。全権を委託して頼り切ってしまっても、失望するだけだと思います。

 同様に、ヒーラーやカウンセラーも、その方が光を取り戻すお手伝いをするサポーターでしかないので、全権委託をしてしまっては、依存と洗脳の関係になるだけで、そこに成長はないでしょう。ちょっとヒントをもらったり、背中を押してもらったり、元気をもらったりする程度の存在でしかないのではないかと思います。その人が自立していけるようになったら、いつまでも引き留めることはせず、さっと身を引くことが、真のサポーターたる姿ではないかと思います。

 これは、かつての私自身が経験したからこそ言えるのですが、自分が誰かに頼らなければ意思決定ができない弱い存在だと思っていると、意思決定を自分の代わりにしてくれるような”強い”人を引き寄せます(家族も含む)。そういう支配欲を無意識下に持っている人が世の中にはたくさんいます。自分の中の不安や自信のなさが、そういう人のエゴと見事にマッチして、自然と引き寄せ合うのです。

 自分を奪われないためにも、人生の意思決定は「私」がやるしかない、「私」にしかできないのだ、そして「私」にはその力が備わっているのだということを、信じて頂きたいと思います。

 

 エッセンスを勧めているんだかいないんだかよくわからない文章になってしまいましたが、一番強いのはその人の意思の力で、それに勝るものはないということを、強く感じています。