「闇」を受け入れる

 アンジェリックエッセンスには、私達の認識を根本から揺り動かしてくれるような、とてもディープな部分に働きかけてくれるものがいろいろあります。

 

 例えば、「Balance of Dark」(バランスオブダーク)というエッセンス。”闇”のバランスをとる、といったエネルギーです。

 

 解説は次のようなものです↓

 

『闇のバランス。本当はこの世に「闇」など存在せずただ意識が欠如しているだけです。このエッセンスは、怖れ、貪欲、暴力など二極性のネガティブな側面として認識されているものを見つめ、すべてのものに光が宿っているのだという新しい気づきをもたらしてくれます。そしてネガティブな要素をバランスと調和の中に戻してゆきます。新たなものや事柄、未来のエネルギーに取り組む際に重要な役割をしてくれるエッセンスです。また、無自覚だったことや知らなかったことに認識をもたらし、私たちが「闇」と呼ぶ側面に内なる安らかさと理解をもたらしてくれます。』

~㈱ネイチャーワールドHPより抜粋

 

 

 私達は、物心ついた時から周囲や環境の影響を受け、知らず知らずのうちに、様々な偏見や思い込みを抱いていきます。そのため、何か出来事が起こった時や、他人を見た時、または自分がとる言動一つ一つに対して、逐一「良い」「悪い」というジャッジをしてしまいます。それは、意識をするまでもなく、瞬間的に行っていることがほとんどです。

 

 しかし、最初の段階で「悪い」と判断した出来事であっても、しばらくしてから振り返ってみた時に、実はそれがあったおかげで助かったり、成長することができたり、またはより望ましい方向に進むきっかけとなっていたことに気づくことは多々あります。歴史を振り返ってみても、大きな災害や悲劇が起こったことにより、世の中の意識の覚醒が進み、社会がよりポジティブな方向に転じていくという流れはたくさん起こっています。

 一見「悪い」ことにしか見えない出来事や環境、人、状況なども、見方によっては、私達の成長のために必要なことであったり、糧だったりするわけです。

 

 

 また、自分の価値基準から大幅に外れる他人の言動を目にした時、それを「良くないこと」という見方でとらえれば、嫌悪感が生じ、受け入れるのが難しくなります。けれど、そもそも「良い」か「悪い」という二元論的な見方をしなければ、もう少し深い観点で、その人の状況を理解できるのではないでしょうか。今、その人は何かの理由があって、愛と対局にある言動をとってしまっているわけです。その人の言動の裏にある思いや、そうせざるを得ない理由に目を向けるようにすれば、表に出ている今現在の姿1つをとって責め立てたり、悪い人というレッテルを貼ることも減っていきます。

 

 あらゆる物事に対して、逐一「良い」「悪い」のジャッジをすることは、何より自分自身を苦しめることにもなります。自らが創り出した規範によって、自らが縛られ、苦しくなり、自由に生きることへの障害となります。他人を批判しているようで、実は自分が見ているのは、他人の中の自分の一部です。それが許せないから、責め、批判をしているのです。

 

 

 「バランスオブダーク」を飲んでいると、無条件にジャッジをすることが減るか、もしくはジャッジをしている自分に気づくようになり、それまで「悪」や「闇」、「ネガティビティ」ととらえていた部分に対する抵抗が減っていきます。冷静で広い視点で眺めることが可能になると、今まで自分が受け入れられなかった物事や人も、その存在を認め、尊重できるようになっていきます。自分の中の許容量が増えるということは、結果的に、自分が縛りから解放され、自由になるということでもあります。