心のお掃除はライフワーク

 フラワーエッセンスを使っていると、自分の中の「感情」に客観的に向き合えるようになっていきます。

 

 以前は、感情というものは、どこからか自然発生的に湧いてくるもので、コントロール不可能だと思っていました。ある時は嵐のように荒れ狂い、ある時はしつこく付きまとい、ある時は出てきたかと思ったらすぐに消えてしまい・・自分で制御することなんてできないと思っていたので、感情に自分を乗っ取られたり、感情に押しつぶされそうになったり、感情が優位になって冷静さを保てなかったり、ということがしょっちゅうでした。

 

 感情というものは、思考とセットになっています。自分の中で「思考」が生じ、その思考と現実を照らし合わせた時(これは日常無意識に行っています)、その思考の種類と自分が目にしている現実とが反応して、感情が生まれます。

 

 では思考はどうやって生じるかというと、これまでの人生経験や、身に着けた習慣、常識、刷り込まれた価値観、期待、動物的本能、等々に基づいて生じています。思考に反応して感情が出てきているので、感情に自分を乗っ取られそうになったら、それとセットになっている思考に目を向けます。

 そもそもなぜこの感情が生まれてきたのか、元になっている思考を探り、さらにその思考の元となっている固定観念や自分の「思い」に注目するようにすれば、感情の大元の出処を突き止めることができます。そして、その大元を癒します。それが一番手っ取り早い、感情に支配されない方法です。

 

 こうしたことが理屈で理解できるようになったのも、フラワーエッセンスを飲み始めてからです。自分の中に感情が湧き起こってきた時、それまではただなすがまま、感情が自分の中で好き勝手に大きくなったり小さくなったりして動き回るのを、野放しにしていました。けれど最近はもう感情に自分を乗っ取られることも、感情が抑えられなくて爆発してしまうこともほとんどなくなりました。感情を客観的に眺められるようになったので、感情に支配されなくなったのです。

 

 

 人の念や場所のエネルギーに敏感な方は、人混みや集団生活に大きなストレスを感じることが多いと思います。他人の感情や思いを、自分のエネルギーフィールドに取り込んでしまうからです。こう言うと、まるで周囲のエネルギーが自分に向かって襲い掛かってくるかのようにとらえてしまうかもしれません。けれど、そもそも自分の中に「ある」ものにしか、外の世界のものは反応しません。ネガティブな人がすぐ近くにいたとしても、自分の中にその人と同じ要素がなければ、そしてその人に対して自分が何のジャッジもしなければ、その人のネガティブエネルギーは自分の中にそう簡単には入ってこれません。そもそも、その人が「ネガティブ」であると自分で意味づけを行っているから、その人が自分にとってネガティブな存在になっているわけです。そして、そんな自分の思いと、その人のバイブレーションが共鳴し、エネルギーの交換が起こります。

 

 いちいちジャッジをしたり、様々な固定観念に縛られていると、それだけ他人と接した時に悪しき感情が生まれますから、ストレスや衝突も多くなります。そんな人は、他人を責めてばかりで、解決の糸口が自分の中にあることには気づいていないかもしれません。

 意味づけするのをやめればいいのです。固定観念を手放せばいいのです。非難することを徹底的にやめてみればいいのです。善悪二元論で物事をとらえているうちは、他者をそのまま受け入れることは絶対にできません。

 

 

 意味づけ、ジャッジをしないようにするのは、ハードな修行です。もはや訓練あるのみです。これまでの人生で散々定義づけを行ってきたわけですから、一か月やそこらでは自分の中の思い込みをクリアーにするのは到底無理です。ライフワークだと思って、時間がかかることを覚悟した方が良いかと思います。

 全ての殻を一気に破ろうとすると、現実でも極端な事象が起こりがちです。どちらを選ぶかは人それぞれですが、大きな事故や病気などを経験することがなくても、人は努力次第で、意識の変革を大胆に行っていけるものだと思っています。