プログラミングの影響と解消

 『Clearing Program(クリアリングプログラム)』は、2018年に新しく出たアンジェリックエッセンスの1つです。

 

 私達は、母親の胎内にいる時から、様々なプログラムを受け続けてきました。特に、出産前後にはより強くプログラミングの影響を受けやすく、この時期に受けたプログラミングが、その人の信念体型に深く組み込まれ、強い威力でコントロールしていくことになるのだそうです。例えば、出産時に無理やり引っ張られて生まれてきた人は、その時本当は”まだ準備ができていないのに無理やり引っ張られた”という経験をしたことで、他人が決めた時間に合わせることにどうしても抵抗を感じてしまいます。そして「時間を守れない人」になっていき、自分でもどうしてだかわからないけれど毎回遅刻してしまう、というようなことが起こります。

 出産時や乳児期におけるプログラミングの影響が特に強い理由としては、赤ちゃんは、「考える」ことをせずに、ただ純粋に「感じる」だけで、環境や状況を概念としてではなく、感覚として味わっているためです。感覚として受けたものがプログラミングとなり、無意識の領域において強い影響力を持つようになっていきます。乳児期は周囲のエネルギーに対してオープンなので、最初に受けたプログラミングが根深く入っていき、そのプログラミングと共に育っていくことになります。

 そしてその後も、成長過程において、両親や先生、コミュニティ、文化や、様々な出来事の影響を受けることによって、プログラミングが重なっていきます。といっても、生まれた時の体験というのがコアプログラミングとして、その人の核となっていくことが多いのだそうです。例えば、難産だったために出産が大変で、母親が世話をできる状態ではなかったり、ピリピリしていたり、甲斐甲斐しく世話をされなかったり、といった環境であった場合、「自分は歓迎されていない」「私はここにいてはいけないんだ」という感覚を持つようになり、それがプログラムのベースとなっていきます。そしてその後の人生においても、「私は注目をされない」という強い信念体型が出来上がり、その信念に呼応した現実体験を創り出すことになります。プログラムというのは、人生においてずっと、テーマとして流れているものです。繰り返し起こるパターンに対して、気づかないまま終わってしまうことも多いです。

 

 

 プログラムが成されたこと自体は悪いことではなく、ただその人の中に留まっているだけです。大体においては無意識ですし、プログラミングされた時というのは頭で理解しているわけではないので、突き止めるのも大変難しい事です。

 『Clearing Program』を飲んでいると、気づかないうちにプログラムが解消していきます。そして、プログラムが解消されると共に、記憶に縛り付けられることもなくなっていきます。自分のプログラムを掘り起こす必要もありませんし、飲むだけで楽になっていきます。

 プログラムそのものを責める必要はないし、プログラムを受けた自分も非難する必要はありません。魂の選択に間違いなどはなく、自分が選んだ体験は、決して「悪い」ものなどではないのです(ただ不快に感じているだけ)。そしてもちろん、プログラムが作られるきっかけを作った親や周囲の環境にも非はありません。何が悪くて何が良いかという問題ではなく、自分が選んだ選択と経験を、今後も続けていきたいのかどうかということです。私達には、選ぶ権利があります。私達は最終的に、自由を得るために今ここにいます。不快に感じる経験を今後も続けていくのか、そこから自分を解放して自由に軽く生きていきたいのか。私達は、選ぶことができないと思っているだけで、本当はどちらかを選択することができます。