2017年

6月

29日

聖ヒルデガルトの治療法

 ヒルデガルトの預言書『病因と治療』を読んでいると、すっかり”科学的な”論拠に基づく説明に慣れてしまっている現代人の私にとっても、なぜか深い部分でストンと腑に落ちる文章に出会います。例えば、

 

「夏、体内がとても熱いのに大食すると、血が温まりすぎて体液は有害なものとなり、肉はぶよぶよと膨れあがる。それは空気が熱すぎるからである。もしこの時期に小食を守れば、病気に罹ることはなく、健康でいられることができる」

 

「深い悲しみの中にある人が元気を取り戻すためには、適切な食べものを十分に摂る必要がある。それは悲しみに打ち負かされないためである。大きな喜びにある時は、小食を心がけるべきである。こうした時、血は緩んでおり、さまよっているからである。このような時に大食すると、体液は嵐のようになって激しく発熱する」

 

「体格ががっちりしていて健康的で、腱(神経)が丈夫で、強い食欲を持った美食家の中には、肉や贅沢な飲食物に惹かれる人たちがいる。彼らの血は蝋のような色に変色し、どろどろになっている。それがため、血は正しい経路を流れることができないのである。こういう人は健康体であるため、熱や体の衰弱によって血が減るということはなく、血はむしろ肉や皮膚の中へと広がっていく。その血が有毒な体液で肉や皮膚を侵し、その部位を変色させて潰瘍だらけにするのである」

 

「容器の中で圧力をかけてチーズを造るには、凝固した牛乳を常に加え続ける必要があるように、赤子や子供にも、彼らが十分に成長するまでずっと飲みものや食べものを与え続ける必要がある。そうしなければ赤子や子供は成長できず、死んでしまうであろう」

 

「年をとり老衰した人たちにとって、飲食物の補給は必要不可欠である。というのも、血と肉が減る年齢になると、食べ物によってそれを補わねばならないからである。人間は大地のようなものである。大地は湿り過ぎても害になるが、湿り気が少なすぎたりなかったりしても肥沃にはならない。このように、大地は程よい水分を必要とするが、それは人間においても同じである」

 

 

 科学的なメカニズムをとうとうと説明されるより、人体の機能がより多元的にダイナミックに表現されているヒルデガルトの記述を読む方が、なるほどそうなのだなと因果関係がより明快に理解できる感じがします。

 

 『病因と治療』の後半部分は、具体的にどのような方法で心身の不調を治したら良いのか、とても詳細な説明が多岐にわたって書かれています。多くは植物(特にハーブ)の力を使った方法です。例えば肝硬変の治療法については次のようにあります。

 

「種々雑多な食べものを節制もせず分別なく食べていると、肝臓が損なわれ硬化してくる。フキタンポポとその倍量のオオバコの根、ナシの木に着くヤドリギ周辺にできるどろどろしたものをフキタンポポと同量用意する。

 フキタンポポとオオバコの根に、千枚通しなどの小さな道具を使って穴をあけ、その穴に前述したドロドロしたものを詰める。これを純粋なワインに入れ、そこにクルミの木の葉や小枝に出来るマメ状の瘤(こぶ)を1ペニーウエイト分加える。食事とともに、あるいは単独に、温めずにこれを飲む。フキタンポポの熱と冷は肝臓の腫れを鎮め、オオバコの熱は肝臓の硬化を防ぎ、ナシのヤドリギにできるどろどろしたものの冷はリヴォル(毒素)を減らし、クルミの木の葉や小枝の瘤は、その苦さにより悪い体液を運び去る。これらは温めず、ワインにそのまま漬けるだけにする。こうすることで、より穏やかに肝臓に達することができるからである」

 

 このように、種々様々なるハーブや自然界の原料を用いたありとあらゆる治療方法が紹介されており、その情報量は膨大です。ヒルデガルトの元には、遠方からも多くの患者たちが訪れ、その名声は皇帝や教皇の元にまで届いたといいます。

 植物の持つ、人体に対応する癒しの力を活用することで、当時の病める人々を数多く癒していたわけです。自然界の恵みのありがたさと、人間に与えられた救済の力を感じます。

 

  興味深い治療法だなと思ったのは、癲癇(てんかん)の治療法です。「モグラの血を乾かしたものにメスのアヒルのくちばし、さらにメスのガチョウの足の皮と肉を取り除いたもの」をすり潰した粉末を用いた治療法なのですが、それを布で包んだものを、「最近モグラが地面を掘った場所に三日間置いておく」とします。なぜモグラかというと、「モグラはふいに姿を現したり隠れたりする習性をもっており、また地面を掘ることに慣れているので、その血は、同じように現れたり引っ込んだりする癲癇に有効である」からとのこと。そして混ぜ合わせた粉末をモグラが穴を掘った場所に置かなければならないのは、「その土の方が他の土よりも健康であるため、これらの粉末は自らの液汁と生命力とを、その土の液汁と生命力から授かるからである」。

 モグラの血の物理的な成分のみならず、モグラという生き物が持つ習性とエネルギー的な質までもを取り入れた、まさに波動療法的な治療法ともいえます。

 この他にも、ハーブを乾燥させる場所と時間を少しずつ変えて、24時間全てのエネルギーを取り入れる方法があったり、また、使用する水にもよく細かい指定がなされています。川の水には空気の質が入っている、泉の水は湿性が強い、井戸水には乾の傾向がある、等々、病気の質と治療の方向性によって、水さえも使い分けていたのです。ヒルデガルトの治療法にはよくワインが登場するのですが、熱や温のエネルギーが必要な場合は過熱しますが、それがかえって邪魔になるケースでは、「温めてはいけない」と書かれています。

 

 今から800年以上も前に、物理的なアプローチだけでなく、エネルギー的なアプローチも同時に行う、こんな多次元的な治療法が行われていたことに新鮮な驚きを覚えます。

 

 

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2017年

6月

28日

聖ヒルデガルト

 今から800年以上も前、ドイツ(当時は神聖ローマ帝国内)の修道女であったヒルデガルトという人は、神から与えられたとする聖なる預言をいくつかの書物にまとめました。預言というのは、高次の存在からの情報です。預言を受ける人の心の状態、意識の高さ、いかに自我意識から己を切り離せているか、によって、受け取る預言の質と正確性が変わってきます。

 古から人類に多大な恩恵を与えてきた数々の預言の書は、より純粋な媒体を通して伝えられ、その質の高さとメッセージの正確さをもって、時代を超えて現代にまで残されている情報といえます。

 

 ヒルデガルトの時代、修道院は祈りと学びの場であると同時に、病人を治療する病院のような役目も果たしていました。当時は、薬といえば主に植物の成分など、自然界に存在する物質から作られていました。ヒルデガルトも膨大な植物学の知識を活かして、庶民から王侯貴族まで多くの人々の心と体の病を癒したといいます。彼女の残した預言の書の1つ、『病因と治療』には、宇宙の成り立ちから人体の構造、病気の原因とその治療方法まで、明快な論理性に基づく具体的な説明が、詳細に記されています。

 

 地動説が出てくる時代より遥かに昔の、自然科学の考えが未発達であった中世のあの時代に、理路整然と宇宙と生命の仕組みを解釈することは、個人の力では到底困難だったのではないかと推察します。やはり、ヒルデガルト自身が述べているように、「神の命ずるところに従って」与えられた知識であると思わざるを得ません。

 

 ヒルデガルトによると、この世界は、4つの元素から成り立っているといいます。それは、「火・空気・水・土」のことで、これら4つの元素は互いに絡み合い、結合し合って一体であるとしています。また、植物を始めとする自然界の生物を「温・冷・湿・乾」の性質に分類したり、人体は4種類の体液から構成されるなど、東洋の陰陽五行やアーユルヴェーダの考えとも共通する部分があります。

 

 また、人体と月との関係性において、ヒルデガルトは次のように述べています。

 

「月が満月に向かって大きくなる時に、人の血は増加し、月が小さくなる時に、人の血は減少する」

 

 その理論は、植物にも同様のようです。

 

「根から葉を生じる木もまた月の満ち欠けに伴い、その樹液を増減させている。月の満ちてゆく時期に伐採すると、木の中には樹液や湿が残っているため、虫や腐敗によって木が消耗する率は、月が欠けてゆく時期に伐採したものに比べると、高くなる。月が欠けてゆく時期に伐採すると、月が満ちてゆく時期に比べて、樹液がやや減少しており、木はより堅くなっている。堅くなった木の中では、月が満ちてゆく時期に比べて虫が育ちにくく、木の腐敗によって受ける損害も、月が満ちてゆく時期に比べれば少ない」

 

「よいハーブとは、月が満ちてゆく時の、薬効が高まった時期に採取したものをいう。この時期のハーブは、月が欠けてゆく時に摘んだものと比べると、舐剤や軟膏などを含め、あらゆる薬用に適している」

 

 昔から、満月の夜にハーブを採取するハーバリスト達は数多くいました。満月の夜にハーブの薬効が最も高まると考えられていたからです。そのため、魔女は満月の夜に集会を開くというイメージが持たれたとも言われています。

 女性の月経周期が月の満ち欠けの周期と連動していたり、満月の日には出産の数が増えるなど、人体と月との関連性は昔から言われ続けてきました。ヒルデガルトの唱える説とも重なります。

 

 

 「痛風」の説明の部分では、「人が種々雑多な食べ物を食べると、有害な体液が過剰になってあふれ出し、抑制が効かなくなって体中を過剰に流れ、ついには下半身に降りていき、脚と足を侵すようになる。この体液は、本来あるべき上半身に昇ることができずに降りてきたものである。この体液は下半身に留まってリヴォル(毒素)へと変化し、硬くなる。こうして脚と足は痛風を病むようになり、その痛みによって、歩行は困難になる」

 と書かれてあります。そしてなぜ女性は男性と比べてこの病気になりにくいかというと、女性はたとえ暴飲暴食をして有害な体液が増加したとしても、「月経によってこうした体液を排出している」ために、痛風には罹りにくいのだそうです。実際現代医学の説によると、女性が痛風になりにくいのは女性ホルモンが尿酸を腎臓から排出するのを促しているからなのだそうで、ヒルデガルトの記述と何となくリンクします。

 これ以外にも、女性は月経があることで、様々な有害な物質を体外に排出しており、そのことで体のバランスが保たれている、という説明が何度も出てきます。女性にとって月経とは浄化でもあるとのことです。

 

 

 宇宙誕生の話や人体の仕組みと病気のメカニズムなど、ヒルデガルトの預言は壮大で深淵です。時として説明が難解だったり、果たしてそれは本当なのだろうかとつい疑問符がついてしまうような記述も出てきますが、800年以上の時を経てもまだ色褪せない普遍的なテーマや、現代にも役立つ実践的な知識がちりばめられています。それと同時に、ヒルデガルトという人の、この世の真理に向き合う真摯な姿勢と、神への献身が伝わってきます。

 

参考文献:『聖ヒルデガルトの病因と治療』ポット出版、ヒルデガルト・フォン・ビンゲン著

 

 

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2016年

5月

24日

心と体を繋ぐヨガ

 ヨガをするようになってから、「体の声」が聴きやすくなってきたように思います。

 ヨガという名前は元々、「軛(くびき)」(馬車でいう馬と荷台を結ぶ横木)の語源からきており、『心と体を繋ぐもの』といった意味合いがあります。その名の通り、ヨガをやっていると、体だけでなく自然と心も落ち着いてくるようになり、何か体と心のパイプが太くなっていくような、そんな感覚があります。本当に心と体は繋がっているのだなあ、と強く感じます。

 

 ヨガをやっていると、自然と体の深層に意識がいくようになります。今日の自分の体調はどうか、とか、体のどの部分が柔らかくて、どこが凝り固まっているのか、とか、内臓の調子はどうかとか、普通に生活していると気づきにくいことに気づきます。また、ただ体を動かすだけではなく、「気」の流れまで意識して行うと、体の中を流れるエネルギーの循環もよくなるようです。

 そのような風にしてヨガを続けてきたら、体のちょっとした不調にも、今まで以上に敏感に気づくようになりました。例えば、一昔前だったら、「お腹が痛い」という漠然とした不調があった時、それが具体的にどの臓器(胃、小腸、大腸、etc...)が発している痛みで、何が原因なのか、ということまではなかなかわからず、ただ胃腸薬を飲んでおしまい、ということが多かったです。それが、体の声をよく聴くようになった今では、大体何が原因で、どの臓器が悲鳴を上げているのかが何となくわかるのです。さっき食べた〇〇が原因で腸にウイルスがはびこっているんだなとか、大腸がやや詰まり気味だなとか、胃が荒れている、肝臓が疲れていてるとか、そういったことが自然と感じられます。具体的な不調がわかると、ピンポイントで対処することができるので、治りも早くなります。大体の場合は、ハーブやホメオパシー、食餌療法で治します。

 

 

 また、ヨガで体を動かしていると、溜めていた感情が湧き出てくることがあります。体を曲げたり伸ばしたり、ねじったりしているうちに、体の中に溜まっていた感情が放出されるようです。大きく呼吸しながらゆっくりとヨガを行うことで、体の隅々がほぐれていき、それと共に、しがみついていた古い感情や想念が浄化されていくのだと思います。心と体は繋がっているので、どちらかがほぐれると、もう片方もほぐれるのです。

 最近は、「トラウマ解消ヨガ」といったプログラムもあるようで、トラウマの解放の1つの手段として、ヨガが取り入れられているのが興味深いです。

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2016年

5月

23日

ヨガで腰痛がなくなる

 一週間ほど前、朝起きたら腰に激痛が走りました。なんとなくその数日前辺りから、腰に軽い痛みがあり、少し骨がずれているのかな?とは感じていました。そのような状態の時に、寝ていた姿勢がよくなかったようで、骨のずれが広がってしまい、痛みとなって表に出てきたのでした。

 

 腰を曲げるのはもちろんのこと、頭を動かしたり腕を上に上げただけでも思わずうなってしまう程の痛さです。しばらくは生活に支障が出ることを覚悟しました。

 

 普通なら(というか今までの私の感覚では)、このような状態になった時、できるだけ体を動かさずに安静にするところなのでしょうが、私はふと、「ヨガをやってみよう」と思いました。普段からヨガはしているのですが、こういう時にも、リハビリとしてやってみる方が良いのではないかと思ったのです。

 

 恐る恐るやってみると、前屈などの動きだと強烈な痛みを感じるのですが、「猫のポーズ」のような腰を反らす動きはむしろ痛みが減ることがわかりました。また、いろいろなポーズを試していくうちに、どの動きの時にどのように腰の骨が使われるのかということが、普段よりも明確に感じ取れました。痛みが教えてくれる感じです。

 

 痛みが強い動きはそれ以上しないように気を付けながら、いつもの流れでヨガを一通り終えた後、腰の痛みがかなり軽減していて驚きました。私は、この腰痛はヨガで治る、と直観で思いました。日常の動きも、特別制限することなく、普段通りに生活を続けました。ある程度体を動かしていた方が、体のバランスが元に戻っていくスピードが上がることを確信したからです。

 それから毎日、痛みと向き合う形でヨガを続けた所、日に日に腰の調子が良くなっていき、最初に激痛を感じた日から約1週間たった今は、日常ではほとんど痛みを感じない程度にまで回復しました。(激しい前屈などをすると、まだ少し痛みがあります)

 

 ヨガは内底筋が鍛えられるので、骨を支えている組織が強化され、骨格に異常が出た時でも、体を元に戻す力が強くなります。人間の体は、何もしなくてもバランスを取り戻そうという力が働くものですが、今回は適度に体を動かしたことで、その力が増幅されたようです。

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2016年

5月

11日

調和とバランス

 昨日の内容から続きますが、理想を掲げるとそれに向けて突っ走るタイプだった私は、何事も「良い」「悪い」と切り捨てる傾向がありました。

 

 子供が生まれてしばらくしてから、多くのお母さん達がそうなるように、私は子供の口に入れるものをそれまで以上に真剣に考えるようになりました。

 

 添加物や農薬などに敏感になり、様々な文献を読み漁って、何が体に良くて何が悪いのか、少しでも納得してからでないと食べるのが嫌になっていました。本屋さんや図書館にいけば、食べ物に関する本や雑誌が山のように置いてあります。そういったものをできるだけたくさん読んで、”正しい”知識を身に付けようと、意気込んでいました。

 ところが、そうした書物を読めば読む程、私は次第に窮屈さを感じるようになっていきました。それぞれの著者がそれぞれの理論を持ち、「あれが良い」「あれはダメだ」のオンパレード、読んでいるうちに一体何が食べて良いものなのかわからなくなってしまいます。中には、ある人が「これは最高の食べ物だ」と紹介している食材が、別の本では「これは食べてはいけない。体に毒だ」などと書かれていたりします。私は混乱しました。また、あらゆる食べ物をオーガニックにしなければいけない、という強迫観念にも苛まされたことで、精神的にも経済的にも、無理が出てくるようになっていきました。食べ物のことを考えることがストレスにさえなっていきました。

 

 本来、体を健康に保ち、精神も穏やかに保つための食べ物であるはずなのに、知識を詰め込み過ぎた上に全てを善悪で縛り過ぎたために、扱い方がわからなくなり、バランスが保てなくなったのでした。これでは本末転倒です。ストレスが大きくなれば、いずれ体にも症状として表れてくるでしょう。

 

 やはり、物事には調和とバランスが大事です。理想とする形があったとして、それを大切にするのはいいと思います。けれど、それにひたすら縛られてしまうと、現実とのズレやギャップを感じてストレスになります。過度なストレスは、心の調和を乱すだけでなく、ゆくゆくは体の不調となって出てきます。いくら体に気を遣っていても、食事を気にしていても、ストレスが過大であれば、人は体を壊すのです。何らかの健康法を実践している人より、気にせず好きなように生きている人の方が寿命が長い、という統計があるほどです。

 

 今の世の中を選んで生まれてきた私なのですから、今のこの世界を受け入れて、愛したいと思っています。食べ物だって飲み物だって、現実とのバランスを保ちながら、今あるものを感謝して受け入れたい。文句をいいながら、不満を感じながら食べたってちっとも美味しくありませんし、そのような心の状態が何よりも毒であるように思います。子供の様子を見ていても、母親があんまり口うるさく「これを食べなさい」「あれは食べてはいけません」などと言っていると、食べる喜びが半減しているのがわかります。親が神経質になり過ぎると、子供の食も細くなるのかもしれません。

 多少は体のことを気遣う必要があったとしても、極端にならないよう、やり過ぎてかえってマイナスの影響が出ないよう、気を付けたいと思っています。 

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2016年

4月

14日

いつの間にか自然療法実践生活

 自分の内側から湧き上がってくる情熱とワクワクに従って、心が赴くがままに学びたいことを学んできたので、その過程は全く「苦」ではなく、ただ楽しいだけでした。そんな感じでナチュロパシー(自然療法)と言われる分野をあれこれと探求し続けてきたら、いつの間にか私や私の家族は、病院や薬のお世話になることがなくなっていきました。

 風邪を引いたら、ホメオパシーやハーブをとりながらゆっくり体を休ませます。体が解毒のための反応(下痢、鼻水、熱、咳など)を出している時は、浄化がスムーズに行われるために、必要以上に物は食べません。消化器官を休ませて、体をデトックスに集中させるのです。水分だけは、こまめに摂るようにします。一般的に薬は症状を抑えようとしますが、体の中の毒素を排出するために症状が出ているので、それを抑えてしまうと、毒素が体の中に溜まり、かえって回復が遅くなったりします。後々慢性病などの深刻な症状を引き起こすことにもなりかねません。ホメオパシーやハーブも、排出をスムーズに行うのを助けてくれるものや、血液を浄化してくれるもの、免疫力を高めてくれるものなどを選びます。また、体内のミネラルを補うために、滋養のあるスープや生の野菜・果物ジュースを飲ませたりします。体力が落ちている時は気持ちも沈みがちなので、気分を上げてくれるフラワーエッセンスも重宝します。

 一度、高い熱から熱譫妄を引き起こした息子に、慌ててバッチのレスキューを飲ませたら、すぐに正気に戻り、おかしくなっていた目つきもスッと元に戻ったことがありました。

 

 お腹を壊したら、腸の働きを高めるホメオパシーを飲ませ、傷ついた胃壁や腸をいたわるハーブを飲ませます。体の中の炎症を抑えるために大切なビタミンCが多く入ったローズヒップは必ず入れます。悪いものを体外に出すために下痢をしていることもあるので、下痢止めなどを飲むと、かえって毒素が体の中から出ていかずに具合が悪くなったりするそうです。

 

 子供が擦り傷・切り傷・火傷などの怪我をしたら、時間がない時はラベンダーの精油を原液で患部に垂らします。鎮痛・鎮静効果が高いので、「痛い、痛い」と言わなくなります。ラベンダーには抗菌・消毒・抗炎症作用もありますから、傷が膿んだり炎症を起こすのも防いでくれますし、治りも早くなります。傷の程度によっては、怪我のショックを和らげてくれたり、回復を早めてくれるホメオパシーを、飲用・外用両方で使うこともあります。私はそれにハーブの成分を足すのが好きなので、怪我に良いとされるハーブのチンキ(エキスが抽出されているもの)を加えたりもします。セントジョンズワートやカレンデュラ・ヤロウなどが気に入っています。

 

 肌荒れや皮膚の炎症には、やはりカレンデュラがお勧めです。カレンデュラの成分が練り込まれたクリームや抽出オイルを常備しておくと、とても重宝します。植物オイルに、カレンデュラのチンキを混ぜても良いと思います。どんなカサカサお肌や、荒れた手足も大抵一日で治ります。

 

 旅行や大きなイベントの前日は、子供が興奮してなかなか寝付けないことがあります。そんな時は、バレリアンやホップ、ラベンダー、パッションフラワー、カモミールなどがブレンドされたハーブティの出番です。いずれもリラックス効果が高いハーブです。それに私は「安眠」用のフラワーエッセンスを数滴垂らして飲ませます。飲んでいるうちにみるみる表情が和らぎ、情緒が落ち着いていくのがわかります。ほっとした表情になり、安らかな寝顔で眠りに入っていってくれます。ラベンダーやカモミールの精油が入った植物オイルでマッサージしてあげれば、更に効果倍増です。私自身も、ぐっすり眠りたい時や、寝つきが悪い時にはフラワーエッセンス入りのハーブティのお世話になることがあります。翌朝の目覚めが大変スッキリなので、質の高い睡眠がとれたのだなとわかります。

 

 これ以外にも、私は自分と家族が使う化粧水や石鹸、消臭スプレー、かかとクリーム、ヘアワックス、リップクリーム、虫よけスプレーなどを手作りしているのですが、いずれも市販のものより使い心地が優しくて体に害がない上に、お肌の調子が良くなります。

 以前、娘は市販の足裏スプレーを使っていたのですが、使い続けているうちに足の裏がカサカサになって皮が剥けてきてしまいました。それで、ティーツリーやユーカリ、ペパーミント、レモンなどの消臭・抗菌・抗ウイルス効果の高い精油をブレンドしたスプレーを作ってあげたら、これが素晴らしく効いてくれたのです。朝、足の裏にシュッシュと吹きかけただけで、どんなに汗ばむ陽気でも足のムレやにおいを防いでくれます。おまけに、肌に優しいので全く荒れません。

 

 

 このように、私は自分が学んできた自然療法をただなんとなく自分と家族に実践していくうちに、その効果を体感して驚き、良いことがたくさんあるので、自然とこちらにシフトしてきました。

 薬や病院を否定するつもりはありませんし、本当に必要な時には薬や病院のお世話になると思いますが、今のところはこうしたやり方で全く問題がないどころか、体の調子が良いのでこちらを選んでいます。それに、身近な人に何かあった時、自分の持っている知識を総動員して、何をしたら良いか、どれを使えば良いのか考えるのが楽しいのです。最近は、ホームドクターとしての家族からの信頼もだいぶ上がって来たようで、それも嬉しいです。子供達も、自然界の力を実感しているからだと思います。

 

 ただワクワクに従って学んできたことですが、実際に自分と家族の身を助けてくれているのだなあ、と思います。

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2016年

3月

15日

ボディ・マインド・スピリット

 ヒトは、体と心、そして魂の三位一体(ボディ・マインド・スピリット)からなる多重構造の存在です。

 フラワーエッセンスは、このうち心と魂に働きかけてくれますが、直接的に肉体を癒すものではありません。ですので、体の癒しが必要な時には、別の手段に頼ることになります。

 そこで頼りになるのが、食べ物やハーブ、アロマといった自然界に存在する癒しのツールです。一般的には、体の不調を感じたら病院へ行って薬をもらう、という発想が常識となっているのかもしれませんが、私の個人的な経験からいうと、薬に頼るよりも自然療法を利用した方が、文字通り”自然”な形で体が治癒方向に向かうようです。また、人工的な薬は必ず副作用が伴いますが、自然療法にはそのような危険もありません。

 

 我が家では風邪やインフルエンザなどにかかってもホメオパシーや食餌療法などで様子をみるようにしていますが、このような対応をし続けているうちに、いつの間にか子供も免疫力が強くなってきたのを実感しています。感染症にもかかりにくくなったと同時に、かかったとしても回復が早いです。薬は症状を抑えるものでしかなく、人間が本来持っている自己治癒力を高めてくれるわけではありません。本当に強い肉体を作るのには、この自己治癒力を高め、抵抗力をつけることが大事なのかなと思っています。運動などで体を鍛え、代謝を上げて、できるだけケミカルなものを体に入れないようにする。日頃からデトックスを心がけて(便秘になりにくい食生活・生の野菜と果物のジュースを午前中にとるなど)体に毒素をため込まないようにする。もし体調を崩した時には十分な睡眠と栄養、そして自然治癒力を高めてくれるホメオパシーの力を借りる。そんな感じで、今のところ病院に頼らずに乗り切れています。

 

 子供が怪我をした時などには、ホメオパシーの入った塗り薬(インターネットなどで手に入ります)や、アロマがとても役に立ってくれます。ホメオパシーはエネルギー療法ですが、より肉体に近い次元で作用してくれるので、即効性があります。飲んでとる方法が一般的ですが、切り傷や打撲などには直接患部に塗布するのも効果的です。痛みもすぐに引きますし、傷の治りが早いので驚きます。

 

 こうした肉体を癒す必要がある時に、私はフラワーエッセンスを利用して、メンタルも同時に癒すようにしています。例えば子供が熱を出して寝込んでいる時には、緊張をほぐしてリラックス効果のあるエッセンスを飲ませます。先日子供が夜うなされて目が覚めた時、夢と現実との区別がつかずパニックに陥っていたので、バッチのレスキューを飲ませたら瞬時に落ち着きを取り戻しました。また、突然の怪我などの時にも、ショックを和らげてくれるレスキューはお勧めです。

 夜なかなか寝付けない時や、興奮している時などには、ラベンダーやカモミールといったリラックス効果の高い精油が入ったオイルでマッサージすることがありますが、そのオイルの中にも、安らかな眠りに誘ってくれるエッセンスを入れています。肉体だけでなく、サトルボディにも作用してくれるので、癒し効果が高まります。

 子供の病気や怪我は何かのサインであることも多いので、肉体的に癒すだけではなく、そのような症状を引き起こした原因や引き金となっているものは何か、ということも考えるようにしています。体の不調は、肉体の抵抗力を高めるためだったり、また子供自身の経験として必要だったり、教訓となるために起きる場合もありますが、怪我や病気という形をとることで親に何かを伝えたかったというケースもあります。

 

 人間が完全に癒されるには、肉体・心・魂のどれか1つだけではなく、この三位一体全てに働きかける必要があるのかなと思います。どれか1つだけでもバランスを崩すと、それ以外の部分にも響いてきます。バッチ博士は、肉体の不調は魂の不調からくると言いました。結局全てが繋がっているのですから、バラバラに考えるよりも、全体で1つと捉えて、それぞれにアプローチしていく必要性を感じています。

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2014年

12月

14日

アロマの精油で楽しくお掃除

 最近、アロマセラピーの人気がますます高まってきているようで、店頭でも数々のアロマグッズが並んでいるのをよく見かけます。

 「アロマ」と表記されているものでも、よく見ると天然の精油ではなく、化学合成された成分で香りづけされているものもありますので、商品の裏ラベルはチェックするようにしています。


 一般的に、化学合成成分が多いものは値段が安く(大量生産できるため)、天然成分の分量が多ければ多いほど、お値段も張ります。「天然100%精油(エッセンシャルオイル)入り」と書かれているものは、洗剤1つをとっても1000円近かったりと、かなりお高めの印象です。日用品でこれだけのお値段だと、なかなかリピート買いするのも難しいかと思います。そこで私は、無香料・(化学合成成分)無添加の洗剤と精油を別々に買い、自分でミックスするという方法をとっています。植物性成分のみで作られている無香料無添加系の洗剤は、近くのドラッグストア等で手に入ります(お安いもので十分です)。天然100%の精油は、良質なものを安価で販売している良心的なネットショップがいくつかありますので、そちらで購入しています。

 精油には、抗菌・殺菌効果の高いものがいくつもあり、化学合成洗剤と違って人体に悪影響がありませんので、小さなお子さんがいるご家庭や、化学物質に敏感な方にとてもお勧めです。また、油を分解する能力が高く洗剤に向いている柑橘系の精油は、フラワリー系の精油と比べて値段もお安いものが多いです(15mlでも数百円程度で購入可能)。いくつか家庭に常備してあると、様々な用途に使えてとても便利です。


 ☆洗剤に入れるのにお勧めの精油をいくつか挙げておきます☆


♡レモン

 浄化し、菌を殺す効果が高い。ジフテリアの菌も20分で殺してしまうほど。また香りは爽快でリフレッシュ効果があり、生命エネルギーを高めてくれる。トイレや除菌をしたい場所のお掃除にお勧め。


♡スウィートオレンジ

 殺菌、消臭効果がある。オレンジ精油に入っているリモネンという成分は、油を分解し、汚れを落としやすくするという効果がある。発砲スチロールを溶かす程の分解力がある。キッチンの油汚れや、浴室のお掃除に向いている。


♡グレープフルーツ

 オレンジ同様、油汚れに強い。抗菌、抗ウイルス、消臭効果。スプレーにして体臭予防のデオドラントスプレーとしても使うのもお勧め。また香りには、気分が落ち込んでいたりイライラしている時、気持ちを静めて緊張を解きほぐしてくれる作用がある。


♡ラベンダー

 これ一本あるだけでかなり重宝する万能精油。抗菌、抗ウイルス、抗真菌効果があり、カビ防止にも使える。かつて医療用に用いられた程、殺菌や消毒効果に優れているが、未希釈のまま使っても問題はない程安全で、子供にも安心して使える。また香りには、高ぶった神経をなだめると同時に、鬱症状を和らげるという効果もある。


♡ティートゥリー

 殺菌効果が高く、カビ対策にも絶大な効果を発揮する。拭き掃除に使えば、カビ防止・ダニ予防に。抗感染作用にも優れ、風邪やインフルエンザ予防としても役立つ。ラベンダーと並んで家庭に常備してあると大変便利。


♡ユーカリ

 殺菌・洗浄力に優れている。洗濯の際に洗濯機の中に数滴垂らすと汚れが落ちやすくなり、生乾きの嫌な臭いを抑えてくれる。消臭効果もあり、掃除用として使えば空気までも爽やかに洗浄してくれる。また防虫効果にも優れ、蚊よけスプレーとして用いても効果は大。


ペパーミント 

 強い殺菌作用と抗真菌作用がある。O157殺菌にも有効であることが確認されているほど。消毒薬しても役立ち、キッチンやまな板、排水口等の消毒・抗菌にも使える。害虫予防にもなるので、拭き掃除をするとゴキブリなどが寄り付かないと言われている。



 以上、比較的安価で手に入りやすい精油をいくつかご紹介しました。これらの精油をいくつか組み合わせて使うと、相乗効果が得られますので、お好きにブレンドしてみてください。分量の目安は、洗剤10mlに対して精油2滴です。400mlの洗剤であれば、80滴程入れるようにしています。

 精油入りの植物性洗剤でお掃除をすれば、マスクを着用する必要はありませんし、それどころか芳香浴も一緒にできてしまうので、気分もスッキリ、楽しくお掃除ができます。洗い上がりも、化学成分の洗剤で洗った時とは異なる空気の清涼感があります。


 私は、精油を洗剤に入れて使うだけでなく、無香料天然系シャンプーやボディーソープ、ハンドソープ等にも入れています。殺菌・抗菌効果だけでなく、リフレッシュ効果も得られるので、家族にも好評です(^^)

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2014年

10月

23日

子供に優しい万能ハーブ カモミール

 家庭に常備してあると安心できるハーブはいくつかありますが、カモミール(ジャーマン)は間違いなく殿堂入りハーブの一つです。ハーブがよく分からないという方は、とりあえずカモミールを常備しておきさえすれば、日常の大概の事態には対処できます。精油であればラベンダー、ハーブティはカモミール。家庭での二大巨塔です。


 カモミールは遥か4000年も昔から薬草として用いられてきた歴史があり、かのクレオパトラも安眠用として重宝していたのだとか。消化管の健康を維持し、胃粘膜を修復する作用があるので、下痢や胃痛の際に飲むと、痛みが抑えられて消化を優しく促してくれます。発汗・解熱効果もあるので、風邪の初期症状にもとても良いです。ヨーロッパでは『子供の万能薬』として、医療用として処方される所もあります。ドイツなどでは、母乳育児のために病院で出されたり、赤ちゃんの夜泣き防止にも使われるそうです。

 鎮静作用や催眠作用もあるので、神経が高ぶっている時や不眠に悩まされている時にカモミールティを飲めば、精神がなだめられてスーッと深い眠りに入っていくことができます。エジプトでは昔、「怒り」を抑えるために使用されていました。

 抗炎症作用や抗菌作用・整肌効果もあるので、ニキビや吹き出物、火傷や怪我、赤ちゃんのおむつかぶれにも有用です。ハーブティとして飲むだけでなく、美容液や消毒液として用いたり、マウスウォッシュやヘアトニックとして利用する方法もあります。また血行を良くし緊張を和らげる効果もあるので、月経痛や更年期障害にも役立ってくれます。


 まさに万能のハーブカモミール。我が家でも最近、娘がお腹を下して痛みを訴えてき来た際、大変役に立ってくれました。カモミールに粘膜の炎症を抑えるラズベリーリーフ、腸の粘膜を保護するマロウ、消火器の不調を和らげるローズをブレンドしたティーを飲ませ、ラベンダーマンダリンフランキンセンスの精油を入れた植物オイルでお腹周辺を優しくマッサージすると共に、気功でエネルギーバランスを整えました。ハーブティには、寝つきがよくなる通称”安眠”ブレンドのフラワーエッセンスも入れました。ついでにBGMには、免疫力が高まることを期待して、アルファ波が出るリラックス系の癒しミュージックをかけました。

 しばらくすると「あ、お腹痛いの治ってきた」と効果を体感した娘。堅くなっていた表情も次第に和らぎ、さらにしばらくするとスース―と安らかな寝息をたて始めました。次の日の朝には痛みもすっかりとれたようで、「あのハーブティのおかげでものすごく深く眠れた」と感想を述べました。

 その日以来、すっかりカモミールの威力に感服した娘は、寝る前に「今日もハーブティ飲みたい」と言ってくるようになりました。一緒に飲んでいた息子も、次第にハーブティが好きになり、同じようにリクエストするようになってきました。カモミールティを飲ませると、寝つきがとても良くなって「コテッ」と寝てくれるので、私も楽なのです。

 

 ちょっとした体の不調には、わざわざ病院に行って薬を処方してもらわなくても、ハーブの力でも家庭で十分対処ができるものだと思っています。我が家では、自然療法を用いるようになってから、子供が病院のお世話になることがなくなりました。ここ数年、家族の誰も薬を飲んでいません(予防接種も含む)。特に難しいことをしているわけでもなく、ただいくつかのハーブや精油、そして植物オイルを常備してあるだけです。

 そして、子供の体調不良にはメンタルの問題が大きく関わっていることが多いので、フラワーエッセンスも大変役立ってくれています。少し子供の元気がないなと感じた時、エッセンスを飲ませて普段より話をよく聞いてあげたりすると、ポツポツと学校であったことなどを話してくれたりします。元気のない状態を放っておくと、大抵しばらくしてから風邪や腹痛といった体調不良という形で出てくるのですが、体の症状が出る前に気づいて心をケアしてあげると、もうそこで癒されるので、身体症状が出ることはないようです。

 もし体の症状として出てしまった場合でも、ハーブの力で初期段階に対処してあげれば、激しく悪化することはありません。身体的に癒されただけでなく、お母さんに構ってもらえた、愛情を与えてもらったという安心感を得たことも、体が回復に向かう大きな要因になっていると思います。

 

 病気は精神の不調和から起こる、とバッチ博士は言いました。もし全ての人が精神の調和を取り戻したら、この世から病気はなくなるのかもしれないなあ、と思います。

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2014年

7月

03日

手作り化粧品にもフラワーエッセンス

 子供が蚊に刺されて帰ってくる季節になったので、手作りのかゆみ止めジェルを作りました。以下の材料をクリーム容器に入れ、割りばしでシャカシャカとかき混ぜただけで、あっという間に出来上がりました。

 

〇ホホバオイル(5ml)

〇アロエジェル(25ml)

〇ペパーミント精油・・・2滴

〇カユプテ精油・・・2滴

〇ラベンダー精油・・・3滴

〇ラベンダー、エキナセア、カレンデュラ、カモミールのチンキ剤・・・10滴ほど

 

 ホホバオイルは、オイルの中でもサラッとしていて滑りがよく、皮膚の炎症に効果的です。アロエジェルにも抗炎症作用があり、肌荒れや火傷、切り傷などにも有効です。これ単独でも使えるくらいの優れものです。ペパーミントはメントールを多く含み、つけるとひんやりする冷却効果があり、皮膚のかゆみやほてりを和らげてくれます。カユプテには優れた殺菌作用があり、かゆみや痛みを静める鎮痛効果もあります。かの有名なタイガーバームにも入っているそうです。ラベンダーは言わずと知れた鎮痛効果に優れている精油ですが、皮膚細胞を活性化させる作用や、傷をスピーディに治す働きがあります。

 そして、以前作っておいた「ラベンダー、エキナセア、カレンデュラ、カモミール」の”皮膚トラブル”用チンキ剤をプラスすることで、皮膚再生効果を高めました。

 更に更に、私はここにフラワーエッセンスをプラスしました。「心を静め、ネガティブエネルギーを排除し、バリアーを張る」作用のある、パワーオブフラワーのコンビネーションエッセンス(”Karmic Imprint Blend”)です。

 早速虫に刺された子どもに使ってみたところ、ひどく痒がっていたのがすぐに治まったようで、「かゆい」と言わなくなり、ボリボリかかなくなりました。赤く膨れていた患部も、夜寝る頃にはもうなくなっていました。

 

 私はこのように、手作り化粧品にフラワーエッセンスをプラスするのが好きで、毎回何かしらのエッセンスを入れています。エッセンスを入れるとエネルギーと癒し効果がグンと高まるのです。子どもに毎晩せがまれて、アロマオイルのマッサージをするのがすっかり習慣となってしまいましたが、そのオイルにも精油と一緒にフラワーエッセンスを入れています。オイルをつけた瞬間、子供の表情が一気に安らぎ、メンタルにも深い癒しが得られているのがわかります。寝つきも早くなり、良い夢も見られているようで、夜中によく「フフッ」と楽しそうな笑い寝言(?)が聞こえてきます。

 写真の一番奥にあるのは、主人用にいつも作っている化粧水です(主人はこの化粧水を使うようになってから、脂性肌が治ってニキビも減り、肌が引き締まってきました)。先ほどの”あらゆる皮膚トラブル”用のチンキ剤に、ローズマリー・ペパーミントの精油を入れ、ミネラルウォーターで4倍に薄めてあります。ベタイン(大根の根っこからできる天然の保湿剤)を入れてよく振ったら、やはりこちらもフラワーエッセンスを最後にプラスします。今回入れたのは、パワーオブフラワーの”Earth Alignment Blend"。癒し効果の大変高いブレンドです。このエッセンスは、ハーブティに入れてお客様に出すと、みるみる頬がバラ色になり、表情が和らいできます。私のお気に入りのエッセンスの一つです。

 

*"Karmic Imprint Blend"と"Earth Alignment Blend"は、サロンうぶすなで購入可能です☆どちらも税込3,672円です^^

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2014年

6月

18日

魅惑のチンキ剤

 現在、3種類のチンキ剤(ハーブティンクチャー)を仕込中です。チンキ剤とは、ハーブを30度以上のアルコールに入れ、1~3か月程漬け込んだ後に、ハーブを濾してできる薬効の高いエキスのことです。現在仕込中の3種類は以下の通りです↓

 

①「マウスウォッシュ・うがい用チンキ剤

アニス、キャラウェイ、フェンネル、ペパーミント

口臭予防効果が高く、消毒・鎮痛効果のあるハーブを漬け込みました。アニスやフェンネルは、昔から歯磨き粉の原料としても使われてきました。水で薄めてマウスウォッシュとして使えば、口臭や歯茎の炎症、口内炎などを抑えてくれます。うがい薬として使えば、喉の痛みや炎症を抑えます。小さなスプレー容器に入れれば、外出先でも持ち歩くことができます。

 

②「頭脳明晰チンキ剤

レモンバーム、ペパーミント、ローズマリー、ゴツコラ

優れた脳強壮効果があり、精神を明晰にして集中力と記憶力を高めてくれるハーブたちです。ゴツコラは、老化防止やアルツハイマー病を予防するハーブとして有名です。ADHDなどの学習障害を持つ子供、自閉症やアスペルガー症候群にも優れた効果をもたらすともいわれています。また、不安感や緊張を抑える効果もあるので、試験勉強などにもピッタリです。

 

③「ホルモンバランスチンキ剤

ネトル、ラズベリーリーフ、チェストベリー、ジャーマンカモミール

鉄分やカルシウムを補う、ホルモンバランスを整える、リラックス効果をもたらす、といった効能を持つハーブたちです。女性は月経を迎える約一週間ほど前から、体内の鉄分やカルシウムが減少していきます。鉄分が不足すると、白血球の減少を招いて免疫力が下がってしまったり、黄体ホルモンの減少から生理不順や不妊などの症状を招いたり、酸素を運ぶ血中のヘモグロビンの減少から体内の酸素不足を招き、疲れやすくなったりします。ネトルは鉄やビタミン、ミネラルを豊富に含む、大変栄養価の高いハーブです。チェストツリーは黄体ホルモンを増加させるハーブとして最も有名で、月経サイクルによるホルモンの乱れを調整し、強い月経痛やPMS(月経前症候群)などの症状を緩和してくれます。また、ホルモンバランスを崩した際のイライラや不安感等は、鎮静効果の高いジャーマンカモミールが癒してくれます。

 

 これらのチンキ剤は、大抵水で薄めて使いますが、そのまま遮光瓶に移して、必要な時に飲み物に小さじ一杯程入れて飲んだりもします。子どもに飲ませる際には、熱い飲み物に入れてアルコール分を揮発させます。

 チンキ剤作りにすっかりハマり、あれこれ作っている私ですが、チンキ剤には様々な利点があります。

 

☆アルコールは、ハーブの親油性の成分と親水性の両方を抽出するという特徴がある

・・ハーブティには親水性の成分、精油には親油性の成分が入っていますが、アルコールで浸けたチンキ剤には、この両方の成分が入ることになります。

 

☆アルコールを用いることで、成分の吸収力が高まる

・・アルコール度数が高い程、皮膚への浸透力が強まると言われています。市販の化粧水にもよく「エタノール」と表示があるのは、このためでもあります。

 

☆保存が効く

・・昔から保存料として用いられてきたことからもわかるように、アルコールは殺菌効果が高いため、チンキ剤も数年は常温での保存が可能です。

 

 

 古代ギリシャの医学者ヒポクラテスも、ワインに薬草を浸した薬酒を用いて患者に治療を行っていた、という記述が残っています。また、現在もあるハーブリキュールは、元々ハーブの成分を抽出させて薬として用いるために作られたのが始まりでした。

 生のハーブがなくても、乾燥ハーブはインターネット等で簡単に手に入りますから、あとは瓶(エタノール消毒もしくは煮沸消毒をする)とアルコール(ウォッカが最適)さえ用意すれば、誰でも家庭で作ることができます。瓶にハーブを入れ、ひたひたになる程度のウォッカを注ぎ、一か月程度冷暗所で寝かせ、キッチンペーパー等で濾せば出来上がりです。寝かせている間は、できれば毎日瓶を振るとハーブの成分がより抽出されやすくなります。

 月の光に当てたり、瓶を抱きしめたり、歌を歌ってあげましょうというハーバリストもいます。植物も意識を持っていますので、ハーブを扱う際には、感謝の気持ちと愛情を持って接してあげた方が、ハーブもそれに応えてより波動の高いチンキ剤が出来上がります。

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2014年

6月

04日

偉大なるラベンダー

アロマテラピーにおける代表的な精油といったら、なんといってもラベンダー。その優れた効能から、「ハーブの女王」と言われています。

 

 日本に入ってきたのは昭和に入ってからだそうですが、海外では遥か古代エジプト時代から、殺菌・防虫効果などの薬効性の高さから尊ばれてきました。ラベンダーの香油はミイラ作りの儀式に用いられ、ツタンカーメンのお墓にはラベンダーの香料が一緒に埋葬されていました。お墓が発掘されて初めて蓋が開けられた時、なんと3000年以上も前のラベンダーの香りがちゃんと残っていたのだそうです。

 ラベンダーはその後、ローマ人によってヨーロッパにもたらされます。中世にヨーロッパでペストが大流行した際、ラベンダー畑で働いていた農夫や、皮製品に香りをつけるためにラベンダーの精油を用いていた革職人が感染しなかったことから、ラベンダーはローズマリーやアンゼリカなどと一緒にペスト患者の家で焚かれました。また、ペスト患者の墓を荒らす泥棒たちが、事前に体にラベンダーウォーターを塗っていたためペストに感染することがなかった、という話も残っています。ラベンダーの強力な消毒・抗菌作用が知られるようになり、その後も疫病が流行ると空気の洗浄のために、ラベンダーが焚かれるようになりました。

 ラベンダーには精神を穏やかにし、不安を癒して不眠を解消する効果もあります。片頭痛持ちだったエリザベス一世はラベンダーをこよなく愛し、毎日10杯のラベンダーティーを飲み、食卓にはラベンダーの砂糖漬けを欠かさず置かせ、夜の衣装や下着をラベンダー水で洗うことを言いつけていたそうです。大国を統治する重圧を、ラベンダーの癒し効果を借りながら乗り切っていたのでしょう。

 近代に入り、ラベンダーが皮膚再生能力に優れ、傷痕を残さず怪我や火傷を治すことも解ってきました。第一次世界大戦中、薬品不足から政府が民間人の庭で栽培されているラベンダーを集め、兵士の怪我の治療に用いた所もありました。ナイチンゲールも、傷病兵士の鎮静・鎮痛用にラベンダーを用いたという記録があります。傷ついた兵士達の眉毛にラベンダーの精油を塗って回っていたこともあったそうです。ラベンダーの持つ薬理作用が皮膚からの吸収と鼻からの吸引というダブル効果で得られる、素晴らしい療法です。

 

 我が家でも、子供の(大人でも)ちょっとした怪我や火傷の際には大活躍してくれています。ラベンダーは少量であれば精油を希釈せずにそのまま使っても良いので、絆創膏のコットン部分にラベンダー精油とティーツリー精油を染み込ませ、しばらく傷口に貼って置きます。傷が早くふさがり、鎮痛効果もあるので、子供も騒がなくなります。

 また、ホホバオイルにラベンダー精油を入れたマッサージオイルは、子供が情緒不安定になっている時に大変便利です。このオイルで足や手をゆっくりマッサージしてあげると、スキンシップ効果もあって表情がだんだん柔らかくなり、夜であればたいていそのまま穏やかな寝息をたて始めます。母親と子どもの肌が触れ合うと、オキシトシンという幸せホルモンが分泌されるのだそうです。最近では、不安な気持ちになっている時や、たくさん運動して疲れた時など、自分からオイルの入った瓶を持ってくるようになりました。

 

 悠久の時の流れの中で、世界中の人々の肉体と精神を癒してきたラベンダー。時を超え、昔の人々が嗅いだものと同じ香りを現代の私たちも嗅ぐことができ、その癒しの恩恵に預かることができています。物言わず無償の愛で人類の癒しに多大な貢献をしてきた万能ハーブラベンダーに、感謝と畏敬の念を覚えます。

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2014年

5月

08日

植物の癒しとパワー

 ハーブやアロマテラピー、フラワーエッセンス等を学ぶようになってから、主に肌につけるものの多くを手作りするようになりました。今現在、手作りで使っている日用品は、

 

・化粧品

・乳液

・ボディクリーム

・ハンド&ネイルクリーム

・ヘアオイル

・ヘアワックス

・消臭スプレー(トイレ、デオドラント、靴 等)

・石鹸

・日焼け止めクリーム

・リップクリーム

 

といったものです。材料はほとんど全て植物性で、主にインターネットの手作り化粧品サイトから取り寄せています。作ると言ってもそんなに難しいことはなく、手作り化粧品の本を読めば、誰でも作れるようなレベルです。

 私(家族も)はこのように手作りのものを使うようになってから、肌や髪の調子がとても良くなりました。使った感覚が優しいのが子どもにも伝わるのか、子どももとても気に入っています。

 また、ラベンダーやティーツリー精油、創傷治癒効果のあるハーブエキス、フラワーエッセンスを入れたオイルが常備してあるのですが、ちょっとしたケガや火傷の際には、これを患部に塗ると痛みがすぐに引き、治りも早いです。子どもが「痛い、痛い」と騒いでいる時でも、これを塗るといつのまにか騒がなくなり、ケガをしていたこともすぐに忘れてしまいます。

 

 このように様々なものを手作りするようになってから、市販のものを店頭で見かけると、ついクルッとひっくり返して、裏側の成分表示を見る癖がついてしまいました。どんな成分で作られているのか、自然と気になるようになったのです。そうしているうちに、いろいろなことに気づいてきました。

 まず、ドラッグストアやスーパー等で安く売られている化粧品の多くは、植物系ではなく石油系の成分でできています。たまに、「〇〇(植物の名)エキス入り」などと表記されているものもありますが、成分全てが植物性なのではなく、ほとんどが石油系の化学合成成分で、ほんの少しだけ植物性の成分が入っている、という場合が多いです。安価なものでればある程、自然界に元々存在しない化学合成成分が多くなる傾向があるようです。

 百貨店や雑貨店などに置かれているような、ナチュラル系をうたっている化粧品であっても、よく見ると原材料全てが植物性でない場合もあります。ただ植物性の成分が比較的多いというだけでも、いかにも天然成分100%であるかのように見せて売っている商品もよく見かけます。

 希少成分で美容効果が高いことで知られる「アルガンオイル」入りの商品も最近よく見かけますが、そういったものも裏側をひっくり返して見てみると、アルガンオイルはほんの少しだけ入っているだけで、水やエタノールでかなり薄めてあることもあります。成分表記は、入っている分量が多い順に書かれているので、大体どのくらいの分量が入っているのか見当がつくのです。化粧水や美容液、美容オイルは、一番最初に「水」と書かれているものが多いです。その後に、エタノールがきたりします。界面活性剤(合成のもの)を使って水とオイルを親和させると、一見100%オイルが入っているかのように見えるのです。オイルや植物エキスは、一番最後の方に表記されていたりします。それでも「アルガンオイル入り」とうたってしまえば、何も知らないで見た人は「ほとんどがアルガンオイルだ」と思ってしまうのではないでしょうか。

 希少なオイルをたっぷりと使い、植物抽出エキスを多くしてしまうとどうしても単価が高くなってしまうので、大量に売りたいと考えれば、このようにけちけち使うしかないのかなと思います。

 

 植物性の化粧品は、原材料の調達にコストがかかり、天然のものなので保存もあまり効かないことから、どうしても安価な石油系化粧品が大量生産され、消費者もそれを選んでしまうのは仕方ないのかもしれません。

 

 でも、市販で買うと高くつく植物性の化粧品ですが、手作りすると実はそんなにコストがかさむものではないのです。インターネット等で、植物性の材料を少量から売っている良心的な店舗がありますので、そういった所から材料を取り寄せれば、シンプルな方法で驚くほど様々なものが手作りできます。作り方を紹介しているサイトもありますし、手作り化粧品の本も本屋さんに行けば置いてあります。

 手作りするようになったら、今まで何の疑問も持たずに使っていた、石油系成分が多く入っている化粧品が、どうしても使えなくなってしまいました。体も心も、やはり自然のものを喜ぶようです。

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2014年

4月

21日

春先のじんましんには

 春先になると、我が家の9歳の娘は毎年、足の裏や手の平に赤い湿疹のようなものができて、とてもかゆがります。人間の体は、冬の間縮んでいた細胞が春になると広がっていき、ため込んでいた不純物などの毒素も、外に出ていくのだそうです。そのために、春先には蕁麻疹などの皮膚トラブルや、アレルギー等が起こりやすくなります。くしゃみや鼻水なども、体の中から毒素を外に出そうとする作用が働いて起こっていることです。

 デトックスが終われば、このような症状は自然と治まっていきます。とはいえ、蕁麻疹やアレルギーなどの症状は不快なので、できればなくすか軽減させたいものです。

 

 今年は、私も初めて蕁麻疹の症状が出たので、娘と一緒に肝臓を強化するハーブを積極的に飲んでみました。肝臓というのは体のデトックス器官で、体の中に入ってきた有害物質を無毒化させるという、大事な働きを担っています。春先は肝臓がフル活動する時期なので、それをハーブで応援してあげようというわけです。

 

 飲んだのは、「リコリス、ミルクシスル、ダンデリオン、ローズヒップ、ローズマリー」です。ミルクシスルやダンデリオン(たんぽぽ)は、昔から強肝作用で知られています。リコリス(甘草)はアレルギーを抑える働きと免疫賦活効果があり、ローズヒップはビタミンCがたっぷり含まれているので、内臓が炎症を起こしている時にとると良いです。ローズマリーは胆汁流排出効果があり、毒素の排出を助けます。

 

 チンキ剤を作っていたので、主にチンキ剤を舌下に垂らして一日数回飲みました(娘は水などに薄めて飲ませました)。すると、いつも赤い湿疹が手足に広がって「かゆい、かゆい」と大騒ぎしていた娘が、このチンキ剤を飲んで寝た次の日には湿疹が治まり、かゆみも引いて驚いていました。飲み始めて数日後には、湿疹が出ることもなくなりました。

 私の方は、もう少し長く湿疹が出ていたのですが、チンキ剤を飲み忘れた日には湿疹とかゆみがひどくなり、ちゃんと飲んだ日にはほとんど症状が出なかったか非常に軽かったので、ハーブが確かに効いているのだと感じました。肝臓の働きが強化されたことで、血液の浄化が進み、かゆみが引いたのだと思います。

 

 ちなみにリコリスは日本語名で『甘草(かんぞう)』。独身時代、山梨の「甘草屋敷」と言われる、重要文化財に指定されている古い住宅に行ったことを思い出します。この家は、甘草を栽培して江戸幕府に納めていたというのでこのような名前がついたのだそうです。この時代には日本でも薬といえば薬草でした。明治維新が起こり、明治政府が漢方医に医師免許を与えないという制度を設けたために、漢方が一気に廃れていくことになりました。

 

 薬草(ハーブ)の効能を身を持って体感している私としては、もっと多くの人にハーブの良さを知ってもらいたいなあと思います。

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2014年

2月

18日

自然療法

 我が家ではここ数年、病院のお世話にほとんどなっていません。特に最近、ハーブ療法や食事療法を実践するようになってからは、家族に風邪などの症状がほとんど出ないか、出たとしてもすぐに鎮静化するようになりました。偏食家の息子が一番体調を崩す回数が多いので、食事が体調に大きく関係しているのだろうと思います。娘はハーブティが大好きで毎日飲んでいるのですが、学校でどんなに風邪やインフルエンザが流行っていても、体調を崩すことがなくなりました。

 

 一昨日、その息子が夕方に喉が痛いと言いだし、熱を測ると37.5度。普段からあまり野菜を食べたがらない息子ですが、ここ数日は外食が続き、特に動物性蛋白質ばかり摂っていた状態でした。疲れもあって、体の免疫機能が弱っているところに喉をばい菌にやられ、そのために体が反応して熱を出しているのだろうと思いました。

 

 大森一慧著『からだの自然治癒力をひきだす食事と手当』によると、動物性蛋白質を取り過ぎると血液が粘ってしまい、腎機能の低下やウイルス感染、アトピーなどが引き起こされることがあるとのこと。

 そうした時にとてもいいのは、大根。大根は、血液を粘らせている過剰なたんぱくを分解・消化する酵素があるので、腎臓の機能が正常に戻り、またビタミンCが豊富なので排尿も促進、また毒素を吸着してくれるので解毒効果も高いそうです。

 

 早速息子に、大根おろしの絞り汁と生姜(消炎、殺菌、発汗作用)の絞り汁にお湯を注ぎ、はちみつ(強力な殺菌効果)を入れた飲み物を飲ませました。「からい」と言ってあまり飲みたがらなかったのですが、「のどのばい菌をやっつけてくれるお薬だよ」というと、しぶしぶ飲んでくれました。

 そして、喉の症状にとっても良いとされるユーカリローズマリーの精油をカメリアオイルに数滴垂らし、喉から胸、そして鼻の周辺にかけて塗りこみました。また、体調不良の時用にブレンドしてある「緊急用」のフラワーエッセンスをスポーツドリンクに入れて飲ませ、気功を施して体のエネルギーを上げると同時に邪気を外に出しました。

 

 そんなことをしているうちに喉の痛みも引いたようで、咳の数も一気に減りました。夜寝る頃にはほぼ平熱に戻り、次の日の朝はすっかり元気になって幼稚園にも行くことができました。

 

 今日はだいぶ喉の痛みは引いていたようですが、念のためタイム、リコリス、エルダーフラワー、フェンネルのハーブティを煎じ、そこに免疫力アップのエキナセアチンキ剤とはちみつを入れた飲み物を半分飲ませ、後の半分でうがいをさせました。息子は、ハーブティを普段は飲みたがらないのですが、こういう時には割と素直に飲んでくれます。おそらく、飲むと楽になるという自覚があるのでしょう。

 

 こんな感じで、初期症状には特に、こうしたハーブ療法や食事療法が即効的に効くように思います。こうした自然療法の良いところは、副作用がないところ。そして、症状を無理やり抑えるのではなくて、体が元々持っている自然治癒力を高めるように作用してくれるという特徴があります。

 

 子どもに何か異変があったらすぐ病院に行ってお薬、という習慣が当たり前の世の中ですが、ちょっとした体調不良程度だったら、様子を見ながら家庭でも処置ができるものなのだなあと、実践しながら思っています。

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